個人事業主にホームページが必要な3つの理由

「SNSがあればホームページはいらないのでは?」と思う方も多いですが、個人事業主こそホームページが必要です。その理由を解説します。

理由1:信頼性が格段に上がる

お客様が「この人に依頼して大丈夫かな?」と思ったとき、まず検索します。その時にホームページがないと、

  • 「本当に存在する事業者なの?」
  • 「ちゃんとした人なのかな?」
  • 「連絡先がわからない...」

という不安を与えてしまいます。ホームページがあるだけで「しっかり事業をしている」という安心感を与えられます。

理由2:SNSだけでは情報が整理できない

SNSは情報発信には便利ですが、以下のデメリットがあります。

  • 情報が流れていく:過去の投稿は埋もれてしまう
  • 体系的に整理できない:サービス内容・料金・実績をまとめて見せられない
  • 検索に弱い:Google検索からの流入が期待できない

ホームページは情報を整理して「いつでも見られる状態」で置いておけるのが強みです。

理由3:24時間365日働く営業マンになる

あなたが寝ている間も、休んでいる間も、ホームページは24時間お客様に情報を届けてくれます。

  • 深夜に検索したお客様がサービス内容を確認
  • 翌朝起きたらお問い合わせが入っている
  • 何度も同じ説明をする手間が省ける

データで見るホームページの必要性

消費者の約80%が購入前にインターネットで情報収集すると言われています。ホームページがないと、この80%のお客様との接点を逃していることになります。

ホームページを持つ5つのメリット

個人事業主がホームページを持つことで得られる具体的なメリットを紹介します。

メリット1:集客力が上がる

適切なSEO対策を行えば、検索エンジンからの自然流入が期待できます。広告費をかけなくても、継続的にお客様を獲得できる仕組みが作れます。

  • 「〇〇(業種) 〇〇(地域)」で検索されたときに表示
  • ブログ記事でニーズのあるキーワードを狙える
  • SNSと連携して相乗効果を出せる

メリット2:営業効率が上がる

「サービス内容は?」「料金は?」「実績は?」—— こうした質問に毎回答える必要がなくなります。

「詳しくはホームページをご覧ください」と案内するだけで、お客様が自分で情報を確認してくれます。問い合わせの質も上がり、成約率もアップします。

メリット3:価格競争から抜け出せる

ホームページであなたの強み・こだわり・人柄を伝えることで、「この人にお願いしたい」と思ってもらえます。価格だけで比較されず、適正価格で仕事を受けられるようになります。

メリット4:ブランディングができる

ホームページのデザイン・文章・写真を通じて、あなたの世界観やこだわりを表現できます。これは名刺やSNSだけでは伝えきれない部分です。

メリット5:自分の資産になる

SNSは運営会社の都合でサービス終了やアルゴリズム変更のリスクがあります。一方、ホームページは自分でコントロールできる資産です。長く事業を続けるほど、その価値は蓄積されていきます。

ポイント:ホームページは「あったらいいもの」ではなく、ビジネスの基盤となるインフラです。早めに作っておくほど、その恩恵を長く受けられます。

作り方4選|自作から外注まで比較

個人事業主がホームページを作る方法は大きく4つあります。それぞれの特徴・費用・向いている人を比較します。

方法1:無料ツールで自作

Wix・Jimdo・ペライチなどのノーコードツールを使って自分で作る方法です。

費用 無料〜月額1,000円程度
難易度 ★☆☆☆☆(簡単)
制作期間 数日〜1週間
メリット 費用を抑えられる、すぐ始められる
デメリット デザインに限界、SEOに弱い、広告が表示される(無料版)

こんな人におすすめ:とにかく費用を抑えたい、まずは試してみたい方

方法2:WordPressで自作

世界シェアNo.1のCMS「WordPress」を使って自分で構築する方法です。

費用 3万〜10万円(サーバー代・ドメイン代・テーマ代)
難易度 ★★★☆☆(やや難しい)
制作期間 2週間〜1ヶ月
メリット 自由度が高い、SEOに強い、情報が豊富
デメリット 学習コストがかかる、セキュリティ対策が必要

こんな人におすすめ:Web知識がある、自分でカスタマイズしたい方

方法3:フリーランスに依頼

個人のWebデザイナー・制作者に依頼する方法です。

費用 5万〜30万円
難易度 ★☆☆☆☆(丸投げ可能)
制作期間 2週間〜1ヶ月
メリット 費用を抑えつつプロ品質、柔軟な対応、直接やり取り
デメリット 品質にバラつき、大規模対応は難しい

こんな人におすすめ:費用と品質のバランスを取りたい、気軽に相談したい方

方法4:制作会社に依頼

Web制作会社・デザイン会社に依頼する方法です。

費用 30万〜100万円以上
難易度 ★☆☆☆☆(丸投げ可能)
制作期間 1〜3ヶ月
メリット 高品質、充実したサポート、大規模対応可
デメリット 費用が高い、担当者が変わることも

こんな人におすすめ:予算に余裕がある、大規模なサイトが必要な方

個人事業主におすすめの方法は?

費用と品質のバランスを考えると、フリーランスへの依頼がおすすめです。5万〜15万円程度で、しっかりとしたホームページを作れます。初期費用を抑えたい場合は、まず無料ツールで試してみて、事業が軌道に乗ったら本格的なサイトにリニューアルするのも一つの方法です。

費用相場|いくらかかる?

個人事業主のホームページ制作にかかる費用を、より詳しく見ていきます。

制作費用の相場一覧

作り方 初期費用 月額費用
無料ツール(Wix等) 0円 0〜2,000円
WordPress自作 3万〜10万円 1,000〜3,000円
フリーランス依頼 5万〜30万円 0〜5,000円
制作会社依頼 30万〜100万円 5,000〜3万円

費用に含まれるもの・別途かかるもの

見積もりを見るときは、以下が含まれているか確認しましょう。

通常含まれるもの

  • デザイン制作
  • コーディング(HTML/CSS)
  • スマホ対応(レスポンシブ)
  • お問い合わせフォーム
  • 基本的なSEO対策

別途かかることが多いもの

  • ドメイン取得:年間1,000〜3,000円
  • サーバー費用:月額500〜2,000円
  • SSL証明書:無料〜年間数万円
  • 写真撮影:3万〜10万円
  • 文章作成(ライティング):1ページ5,000〜2万円
  • ロゴ制作:3万〜20万円
  • 保守・更新代行:月額3,000〜1万円

費用を抑えるコツ:写真や文章を自分で用意すると、数万円〜10万円以上の節約になります。スマホでも十分きれいな写真が撮れますし、文章は自分の言葉で書いた方が「らしさ」が出ます。

使える補助金3選【2025年最新】

個人事業主のホームページ制作には、補助金を活用できる可能性があります。返済不要のお金なので、条件に合えば積極的に活用しましょう。

1. 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者の販路開拓を支援する補助金です。ホームページ制作費用も対象になります。

  • 補助率:2/3
  • 補助上限:50万円(通常枠)
  • 対象経費:ウェブサイト関連費(補助金総額の1/4が上限)
  • 対象者:従業員5人以下(業種により20人以下)の小規模事業者

※ウェブサイト関連費のみでの申請は不可。チラシ作成など他の経費と組み合わせる必要があります。

2. IT導入補助金

中小企業・小規模事業者のIT化を支援する補助金です。

  • 補助率:1/2〜3/4
  • 補助上限:最大450万円(デジタル化基盤導入枠)
  • 対象経費:ITツール導入費用
  • 注意点:単なるホームページは対象外。予約システム・ECサイト・顧客管理システムなど「ITツール」が必要

3. 自治体独自の補助金

お住まいの地域によっては、独自のホームページ作成支援補助金が用意されていることがあります。

  • 東京都の各区市町村
  • 大阪府・愛知県・福岡県など主要都市
  • 地方自治体の中小企業支援事業

「〇〇市 ホームページ 補助金」などで検索してみてください。

補助金活用の注意点

  • 申請には事業計画書の作成が必要
  • 採択されてからの発注が原則(事前着手はNG)
  • 報告書の提出など事務手続きがある
  • 募集期間が限られている

手続きが面倒に感じるかもしれませんが、数万〜数十万円が戻ってくる可能性があるので、条件に合えば検討の価値ありです。

掲載すべき内容|これだけは載せよう

個人事業主のホームページに最低限載せるべき内容と、あると効果的な内容を紹介します。

必須コンテンツ(これは必ず載せよう)

1. サービス内容・料金

あなたが何をしてくれる人なのかを明確に伝えます。

  • 提供するサービスの内容
  • 料金(目安でOK)
  • サービスの流れ
  • 対応エリア

2. プロフィール・経歴

個人事業主は「誰がやっているか」が重要です。

  • 自己紹介(想い・こだわり)
  • 経歴・実績
  • 資格・受賞歴
  • 顔写真(信頼度アップ)

3. お問い合わせ方法

せっかく興味を持ってもらっても、連絡方法がわからなければ意味がありません

  • お問い合わせフォーム
  • 電話番号(任意)
  • メールアドレス
  • LINE(任意)

あると効果的なコンテンツ

お客様の声・実績

第三者の評価は強力な信頼材料です。許可を得て掲載しましょう。

よくある質問(FAQ)

お客様の疑問を先回りして解消。問い合わせ対応の時間も削減できます。

ブログ・コラム

専門性をアピールでき、SEO効果も期待できます。更新頻度が大切なので、無理のない範囲で。

アクセス情報

店舗や事務所がある場合は、地図・営業時間・駐車場情報なども載せましょう。

ポイント:最初から完璧を目指す必要はありません。まず必須コンテンツを載せて公開し、徐々に充実させていくのがおすすめです。

よくある失敗と対策

個人事業主がホームページを作るときにやりがちな失敗と、その対策を紹介します。

失敗1:作って満足して放置

ホームページは作ってからがスタートです。公開しただけでは誰にも見てもらえません。

対策

  • Google検索への登録(サーチコンソール)
  • SNSでの告知
  • 名刺やチラシにURLを記載
  • 定期的な情報更新

失敗2:情報が古いまま

「2020年の情報のまま」「終了したサービスが載っている」—— こうしたサイトは逆効果です。

対策

  • 最低でも年に1回は内容を見直す
  • 料金・サービス内容が変わったらすぐ更新
  • 更新が難しいなら、更新しやすい構成にする

失敗3:スマホで見づらい

今や7割以上がスマホで閲覧しています。PCでしか確認していないと、スマホで見たときに「文字が小さい」「ボタンが押しにくい」といった問題が起きます。

対策

  • 必ずスマホ対応(レスポンシブデザイン)にする
  • 公開前にスマホで実際に確認する

失敗4:お問い合わせ方法がわかりにくい

「連絡先がどこにあるかわからない」「フォームが使いにくい」—— これではせっかくの見込み客を逃してしまいます

対策

  • 全ページにお問い合わせへのリンクを設置
  • フォームの入力項目は最小限に
  • 電話番号はタップで発信できるようにする

失敗5:自分目線の内容になっている

「自分のやりたいこと」ばかり書いても、お客様には響きません。

対策

  • お客様が知りたいことを優先して書く
  • 「〇〇ができます」より「〇〇のお悩みを解決します」
  • 専門用語を避け、わかりやすい言葉で

よくある質問

Q. 個人事業主にホームページは本当に必要ですか?

A. はい、必要です。SNSだけでは情報を体系的に整理できず、信頼性の面でも不十分です。ホームページがあることで「この人はしっかり事業をしている」という安心感を与えられます。また、24時間365日営業してくれる優秀な営業マンとして機能します。

Q. 費用はいくらかかりますか?

A. 作り方によって大きく異なります。自作(無料ツール)なら0円〜月額1,000円程度、WordPress自作なら3万〜10万円、フリーランスへ依頼で5万〜30万円、制作会社へ依頼で30万〜100万円が相場です。個人事業主には5〜15万円程度での制作がおすすめです。

Q. 自分で作るのと依頼するの、どちらがいいですか?

A. 時間と費用のバランスで判断しましょう。Web知識があり時間に余裕があるなら自作も選択肢。ただし、本業に集中したい場合は、プロに依頼した方が結果的にコスパが良いことが多いです。クオリティの差も出ます。

Q. 補助金は使えますか?

A. はい、使える可能性があります。小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金、自治体独自の補助金などがあります。条件を満たせば、制作費用の1/2〜2/3が補助されることもあります。

Q. どのくらいの期間でできますか?

A. 方法によって異なります。無料ツールでの自作なら数日〜1週間、フリーランスへの依頼なら2週間〜1ヶ月、制作会社への依頼なら1〜3ヶ月が目安です。内容の準備状況によっても変わります。

Q. ホームページに何を載せればいいですか?

A. 最低限必要なのは3つです。①サービス内容・料金、②プロフィール(経歴・実績)、③お問い合わせ方法。余裕があれば、お客様の声、よくある質問、ブログなども追加すると効果的です。

まとめ

個人事業主にとって、ホームページは事業の成長を支える重要な資産です。最後に、この記事のポイントをまとめます。

この記事のポイント

  • ホームページは必要:信頼性向上・集客・営業効率化に貢献
  • 作り方は4つ:無料ツール/WordPress/フリーランス/制作会社
  • おすすめはフリーランス依頼:5〜15万円で品質とコストのバランスが良い
  • 補助金を活用しよう:条件が合えば費用の1/2〜2/3が戻る
  • 必須コンテンツは3つ:サービス内容/プロフィール/お問い合わせ
  • 作って終わりではない:公開後の運用・更新が大切

「まだ早い」「自分には必要ない」と思っている方も、始めるのは早ければ早いほど良いです。ホームページという資産は、時間をかけて育てるほど、その効果を発揮します。

この記事が、あなたのホームページ制作の第一歩になれば幸いです。

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