ホームページ制作費用の相場一覧
まずは、ホームページの種類別に相場を見ていきましょう。
小規模サイト（5〜10ページ程度）
| 依頼先 | 費用相場 |
|---|---|
| テンプレート利用 | 5万〜15万円 |
| フリーランス | 15万〜40万円 |
| 中小制作会社 | 30万〜80万円 |
| 大手制作会社 | 80万〜150万円 |
中規模サイト（20〜30ページ程度）
| 依頼先 | 費用相場 |
|---|---|
| フリーランス | 30万〜80万円 |
| 中小制作会社 | 80万〜150万円 |
| 大手制作会社 | 150万〜300万円 |
ECサイト（ネットショップ）
| 種類 | 費用相場 |
|---|---|
| BASEなどのサービス利用 | 無料〜10万円 |
| Shopify構築 | 20万〜80万円 |
| オリジナルEC開発 | 100万〜500万円以上 |
小規模事業者・個人事業主の場合
5〜10ページ程度のコーポレートサイトなら、15万〜50万円が現実的な相場です。この価格帯でも、しっかりとした品質のサイトを作ることは十分可能です。
費用を左右する5つの要因
同じ「ホームページ制作」でも、なぜこんなに価格差があるのでしょうか？主な要因を解説します。
1. デザインのオリジナル度
テンプレート利用：既存のデザインをカスタマイズ → 安い
オリジナルデザイン：ゼロからデザインを制作 → 高い
オリジナルデザインは、ヒアリング・デザイン案作成・修正対応など、多くの工数がかかります。
2. ページ数・コンテンツ量
ページ数が増えるほど、デザイン・コーディング・テストの工数が増えます。また、写真撮影や文章作成を依頼する場合も費用が上乗せされます。
3. 機能の複雑さ
- お問い合わせフォーム程度 → 追加費用少
- 予約システム、会員機能、決済機能 → 大幅に費用増
- オリジナルシステム開発 → 数十万〜数百万円
4. 依頼先の規模
大手制作会社：ディレクター・デザイナー・エンジニアなど複数人体制。人件費が高い分、費用も高め。
フリーランス：1人で複数の役割を担当。人件費を抑えられる分、費用も抑えられる。
5. 保守・運用サポートの有無
制作後のサポート（更新代行、セキュリティ対策、トラブル対応など）が含まれるかどうかで、総額は変わります。
ポイント：見積もりを比較するときは、含まれる作業範囲を必ず確認しましょう。安い見積もりには「それ以外は別料金」が隠れていることがあります。
何にお金がかかるのか？
ホームページ制作費用の内訳を知っておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
制作費用の内訳例（30万円の場合）
- ディレクション費：3万円（打ち合わせ、進行管理）
- デザイン費：10万円（トップページ＋下層ページ）
- コーディング費：10万円（HTML/CSS、レスポンシブ対応）
- CMS構築費：5万円（WordPressなど）
- その他：2万円（テスト、公開作業など）
別途かかることが多い費用
- ドメイン取得費：年間1,000〜3,000円程度
- サーバー費：月額500〜2,000円程度
- SSL証明書：無料〜年間数万円
- 写真撮影：3万〜10万円
- ライティング（文章作成）：1ページ5,000〜2万円
- ロゴ制作：3万〜20万円
見積もり時に確認すべきこと
- ドメイン・サーバー費用は含まれるか？
- 写真や文章は誰が用意するか？
- 修正は何回まで対応してもらえるか？
- 公開後のサポートはあるか？
安すぎる業者の落とし穴
「5万円でホームページ作ります！」という激安業者には注意が必要です。安いには必ず理由があります。
よくある落とし穴
1. テンプレートの使い回し
他社と全く同じデザインになることも。「どこかで見たことある」サイトでは、信頼性や独自性が出ません。
2. 追加費用が高額
「基本料金は安いけど、修正1回につき〇〇円」「スマホ対応は別料金」など、最終的に高額になるケースがあります。
3. サポートがない
作って終わり。公開後にトラブルが起きても対応してもらえない、連絡が取れなくなるという話も。
4. SEO対策がされていない
見た目はきれいでも、検索エンジンに評価されない作りになっていることがあります。せっかく作っても、誰にも見つけてもらえません。
5. 著作権・所有権の問題
契約内容によっては、制作したサイトの著作権が制作会社にあり、他社に乗り換えられない契約になっていることも。
要注意のサイン
- 見積もりの内訳が不明確
- 契約書がない、または内容が曖昧
- 過去の制作実績を見せてもらえない
- 担当者がコロコロ変わる
- 月額費用が異常に安い（リース契約の可能性）
費用対効果を高めるコツ
限られた予算で最大の効果を得るためのポイントをご紹介します。
1. 目的を明確にする
「何のためにホームページを作るのか」を明確にしましょう。目的によって、必要な機能やページ数が変わります。
- 名刺代わり → シンプルな構成でOK
- 集客目的 → SEO対策、ブログ機能が重要
- 採用目的 → 会社の雰囲気が伝わるコンテンツが重要
2. 優先順位をつける
全部盛りにすると費用は膨らみます。「必須」「あったらいい」「将来的に」と優先順位をつけ、予算内で最大効果を狙いましょう。
3. 素材は自分で用意する
写真や文章を自分で用意できれば、その分の費用を抑えられます。スマホでも十分きれいな写真が撮れる時代です。
4. 長期的な視点で考える
「安く作って、すぐ作り直し」より、「適正価格で長く使える」方が結果的にコスパが良いです。3〜5年使うことを想定して判断しましょう。
5. 補助金を活用する
IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金など、ホームページ制作に使える補助金があります。条件を満たせば、費用の1/2〜2/3が補助されることも。
フリーランスに依頼するメリット：大手に比べて費用を抑えられ、担当者が変わらないので一貫したサポートを受けられます。「ちょっとした修正」も気軽に相談しやすいのも魅力です。
まとめ
ホームページ制作費用は、依頼先や内容によって大きく変わります。大切なのは「安さ」ではなく「費用対効果」で判断することです。
ホームページ制作費用のポイント
- 小規模事業者なら15万〜50万円が現実的な相場
- 価格差はデザイン・機能・依頼先によって生まれる
- 見積もりは「含まれる作業範囲」を必ず確認
- 安すぎる業者には落とし穴がある
- 目的を明確にして優先順位をつけることが大切
- 補助金を活用できる場合もある
「自分の場合はいくらくらいかかるの？」「予算内でどこまでできる？」という方は、お気軽にご相談ください。ご予算とご要望に合わせた最適なプランをご提案します。