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WordPressとは?
WordPressは、世界で最も利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。プログラミングの知識がなくても、ブログやホームページを作成・更新できるツールとして、2003年にリリースされました。
驚異的なシェア率
現在、全世界のWebサイトの約43%がWordPressで作られています。CMSを使用しているサイトに限れば、その割合は60%以上にもなります。
WordPressを使っている有名サイト
- The Walt Disney Company(ディズニー)
- Sony Music(ソニーミュージック)
- The New York Times(ニューヨークタイムズ)
- BBC America
- 楽天(一部サイト)
WordPress.orgとWordPress.comの違い
WordPressには2つの種類があり、混同しやすいので注意が必要です。
- WordPress.org(インストール型):自分でサーバーを用意してインストールする方式。自由度が高く、ビジネス利用に最適。一般的に「WordPress」といえばこちらを指します。
- WordPress.com(ホスティング型):サーバー不要ですぐ始められるが、機能制限あり。個人ブログ向け。
この記事での「WordPress」
以降、この記事ではWordPress.org(インストール型)について解説します。ビジネスでホームページを作る場合は、こちらが一般的です。
WordPressの7つのメリット
なぜ多くの企業・個人がWordPressを選ぶのか。7つのメリットを紹介します。
1. 無料で使える(オープンソース)
WordPress本体は完全無料で利用できます。必要なのはサーバー代(月1,000円程度〜)とドメイン代(年1,500円程度〜)のみ。商用利用も無料なので、ビジネスサイトにも気軽に導入できます。
2. 専門知識なしで更新できる
管理画面から、WordやPowerPointを使うような感覚でページを更新できます。ブログ記事の投稿、画像の差し替え、文章の修正など、日常的な更新作業にプログラミング知識は不要です。
専門知識なしでできること
- 新しいブログ記事を投稿する
- お知らせを更新する
- 写真や画像を差し替える
- メニューの並び順を変える
- 新しいページを追加する
3. デザインテーマが豊富
WordPressには数万種類のデザインテーマが用意されています。無料のものから有料のものまで、業種やイメージに合わせて選べます。テーマを変えるだけで、サイト全体の見た目を一新することも可能です。
4. プラグインで機能を拡張できる
「プラグイン」と呼ばれる拡張機能を追加することで、さまざまな機能を簡単に実装できます。現在、公式プラグインだけで60,000種類以上が公開されています。
人気のプラグイン例
- Contact Form 7:お問い合わせフォーム作成
- Yoast SEO:SEO対策の強化
- WooCommerce:ECサイト(ネットショップ)機能
- UpdraftPlus:バックアップ機能
- Wordfence:セキュリティ強化
5. SEOに強い
WordPressは検索エンジンに評価されやすい構造で設計されています。さらにSEO対策用のプラグインを使えば、メタタグの設定やサイトマップの自動生成なども簡単に行えます。
6. 情報が豊富で問題解決しやすい
世界中で使われているため、日本語の解説記事や書籍が非常に豊富です。困ったときにGoogle検索すれば、ほぼ確実に解決策が見つかります。
7. 制作会社を変えやすい
WordPressは業界標準のツールなので、制作会社やフリーランスを変更しても引き継ぎが容易です。特定の会社に依存する「ベンダーロックイン」を避けられます。
ポイント:オリジナルのシステムで作られたサイトは、制作会社を変えると最初から作り直しになることも。WordPressなら資産を活かせます。
WordPressの5つのデメリット
メリットだけでなく、デメリットも理解した上で導入を検討しましょう。
1. セキュリティ対策が必要
WordPressは世界中で使われているため、ハッカーの攻撃対象になりやすいという側面があります。定期的なアップデートや、セキュリティプラグインの導入など、適切な対策が必要です。
必須のセキュリティ対策
- WordPress本体・プラグイン・テーマの定期アップデート
- 強力なパスワードの設定
- セキュリティプラグインの導入
- SSL(https)対応
- 定期的なバックアップ
2. 表示速度が遅くなりがち
プラグインを入れすぎたり、重い画像をそのまま使用したりすると、表示速度が遅くなることがあります。適切な最適化が必要です。
3. カスタマイズには知識が必要
基本的な更新は簡単ですが、デザインを大きく変えたり、独自の機能を追加したりする場合は、HTML/CSS/PHPなどの専門知識が必要になります。
4. サーバー・ドメインの管理が必要
WordPress.orgを使う場合、自分でサーバーとドメインを契約・管理する必要があります。Wixやペライチのような「すべておまかせ」のサービスと比べると、少し手間がかかります。
5. 定期的なメンテナンスが必要
WordPress本体、テーマ、プラグインは定期的にアップデートしないと、セキュリティリスクが高まります。放置しているとサイトが正常に動作しなくなることもあります。
デメリットは「運用」でカバーできる
これらのデメリットは、適切な運用・保守を行えば回避できます。自分で管理が難しい場合は、保守サービスを利用するのも一つの方法です。
WordPressが向いている人・向いていない人
WordPressはすべての人に最適とは限りません。向き・不向きを確認しましょう。
WordPressが向いている人
- ブログやお知らせを頻繁に更新したい人
- 自分でサイトを管理・更新したい人
- 将来的に機能を追加・拡張したい人
- SEOに力を入れたい人
- 制作会社に依存したくない人
- コストを抑えつつ本格的なサイトが欲しい人
WordPressが向いていない人
- サイトをほとんど更新しない人
- サーバーやドメインの管理が面倒という人
- 1ページだけのシンプルなLPで十分な人
- すべて任せたい・自分では何もしたくない人
- メンテナンス費用をかけたくない人
判断のポイント:「定期的に更新したい」「長く使いたい」「将来拡張したい」という場合はWordPressがおすすめ。「1回作ったらそのまま」という場合は、静的HTMLサイトやペライチなどの方が向いていることも。
他のCMS・サービスとの比較
WordPressと他の選択肢を比較してみましょう。
WordPress vs Wix
- 自由度:WordPress ◎ / Wix △(テンプレート依存)
- 手軽さ:WordPress △ / Wix ◎(サーバー不要)
- SEO:WordPress ◎ / Wix ○
- 費用:WordPress ◎(サーバー代のみ)/ Wix △(有料プラン推奨)
結論:本格的なビジネスサイトならWordPress、趣味や簡易的なサイトならWix。
WordPress vs ペライチ
- 自由度:WordPress ◎ / ペライチ △(1ページ向け)
- 手軽さ:WordPress △ / ペライチ ◎(超簡単)
- ページ数:WordPress ◎(無制限)/ ペライチ △(プランで制限)
結論:複数ページのサイトやブログありならWordPress、1ページのLPならペライチ。
WordPress vs Shopify
- EC機能:WordPress △(プラグインで対応)/ Shopify ◎(EC専門)
- ブログ:WordPress ◎ / Shopify △
- 決済システム:WordPress △(設定が複雑)/ Shopify ◎(簡単)
結論:ECサイトメインならShopify、コーポレートサイト+EC併設ならWordPress。
迷ったらWordPress
将来どうなるかわからない場合は、拡張性の高いWordPressを選んでおくと安心です。あとからEC機能を追加したり、ブログを始めたりすることも容易です。
WordPress制作の費用相場
WordPressサイトを制作会社に依頼した場合の費用相場を紹介します。
制作費用の目安
- テンプレートカスタマイズ:10万〜30万円
- オリジナルデザイン(小規模):30万〜50万円
- オリジナルデザイン(中規模):50万〜100万円
- フルカスタマイズ(大規模):100万円〜
ランニングコスト(月額)
- サーバー代:月1,000〜3,000円
- ドメイン代:年1,500〜3,000円(月換算約150円)
- 保守・メンテナンス:月5,000〜30,000円(依頼する場合)
ポイント:WordPress本体は無料ですが、「サーバー」「ドメイン」「保守」にはお金がかかります。制作費用だけでなく、ランニングコストも含めて検討しましょう。
まとめ
WordPressは、世界で最も使われている信頼性の高いCMSです。
WordPressのポイントまとめ
- 世界シェアNo.1、全Webサイトの43%が使用
- 無料で使えて、拡張性が高い
- 専門知識なしでブログ・ページを更新できる
- SEOに強く、プラグインで機能追加も簡単
- セキュリティ対策とメンテナンスは必須
- 頻繁に更新するサイト、長く使うサイトにおすすめ
「WordPressが自分に合っているかわからない」「どんなサイトにすればいいか相談したい」という方は、お気軽にご相談ください。LIKaNONでは、お客様の状況に合わせて最適なCMSをご提案します。