整体院・治療院に患者が来ない本当の理由
整体院や治療院を開業したものの、思うように患者さんが集まらない。チラシを配っても反応がない。口コミを待っていても増えない…。
実は、技術力と集客力は全く別物です。どんなに腕が良くても、その存在を知ってもらえなければ患者さんは来ません。
今の患者さんはどうやって整体院を探すのか?
10年前と今では、患者さんの行動パターンが大きく変わっています。
- 「整体院 〇〇市」でGoogle検索する
- Googleマップで近くの整体院を探す
- 口コミサイトで評判を確認する
- 見つけた整体院のホームページを確認してから予約を決める
つまり、ネット上で見つけてもらえなければ、選択肢にすら入らないのが現実です。
データで見る現実
総務省の調査によると、何かを探すときに「まずインターネットで検索する」人は全年代で7割以上。特に30〜50代の働き盛りの層では8割を超えています。整体院のメインターゲットとなる層は、ほぼ確実にネット検索から情報を得ています。
集客できない5つの原因
多くの整体院・治療院が集客に苦戦する原因を分析すると、以下の5つに集約されます。
1. ホームページがない、または古い
「ホームページがないと信用されない時代」になりました。
患者さんは予約前に必ずホームページをチェックします。ホームページがないと「本当に存在するの?」「怪しくない?」と不安になります。
また、10年前に作ったまま放置されたホームページも逆効果。スマホで見づらい、情報が古い…これでは信頼を損ねてしまいます。
2. 検索しても見つからない
ホームページがあっても、検索結果に表示されなければ意味がありません。
「整体院 〇〇市」「肩こり 治療 〇〇駅」などで検索したとき、1ページ目に表示されなければ、ほとんどの人は見つけてくれません。
検索順位の重要性
Google検索の1ページ目(上位10件)でクリックの9割以上を占めます。2ページ目以降はほとんど見られません。あなたの整体院は「整体院 + 地域名」で検索したとき、何番目に表示されますか?
3. 他院との違いが伝わらない
「どこの整体院も同じに見える」というのが、患者さんの本音です。
- なぜこの整体院を選ぶべきなのか?
- 他の整体院と何が違うのか?
- どんな症状に強いのか?
これらが明確に伝わらないと、「近いから」「安いから」という理由だけで選ばれてしまい、リピートにもつながりません。
4. 口コミ・評判を活用できていない
Googleマップの口コミ、見たことありますか?
多くの患者さんは、予約前に口コミをチェックします。口コミが少ない、または返信がないと「人気がない」「対応が悪そう」と思われてしまいます。
5. 予約のハードルが高い
せっかくホームページを見てくれても、予約方法がわかりにくいと離脱されます。
- 電話番号が見つからない
- 営業時間が書いていない
- ネット予約ができない
- 料金がわからない
「ちょっと気になるな」と思っても、調べるのが面倒だと他に流れてしまいます。
なぜホームページが必要なのか
「SNSやGoogleマップがあれば十分では?」と思うかもしれません。確かにそれらも重要ですが、ホームページは「信頼の証」として機能します。
ホームページの3つの役割
1. 24時間働く営業マン
あなたが施術中でも、寝ている間でも、ホームページは24時間365日、整体院の魅力を伝え続けます。チラシは1回配って終わりですが、ホームページは継続的に集客してくれる「資産」です。
2. 信頼構築のツール
ホームページがあることで「ちゃんとした整体院」という印象を与えられます。院長の顔写真、施術方針、患者さんの声…これらを通じて、来院前から信頼関係を築くことができます。
3. 差別化の舞台
SNSやGoogleマップでは伝えきれない、あなたの整体院の「強み」「こだわり」「ストーリー」を存分にアピールできます。
ホームページは「名刺」ではなく「営業マン」:名刺は渡して終わりですが、ホームページは見込み患者に「この整体院に行きたい!」と思わせる力があります。
集客できるホームページの特徴
ただホームページを作ればいいわけではありません。集客できるホームページには共通した特徴があります。
1. 地域名+症状でSEO対策されている
「整体院 渋谷」「腰痛 治療 横浜」など、患者さんが実際に検索するキーワードで上位表示されるよう最適化されていること。
2. スマホで見やすい
今やホームページの閲覧の7〜8割はスマホから。スマホで見づらいサイトは、それだけで離脱されます。
- 文字が小さすぎない
- ボタンがタップしやすい
- 電話番号がワンタップで発信できる
- ページの読み込みが速い
3. 院長の顔と想いが見える
整体院選びで最も重要なのは「誰に施術されるか」です。
- 院長の顔写真と自己紹介
- なぜこの仕事を始めたのか
- どんな想いで施術しているのか
- 経歴・資格・実績
これらを載せることで、来院前から「この先生に診てもらいたい」と思ってもらえます。
4. 患者さんの声が載っている
第三者の声は、自分でアピールするよりも説得力があります。
- どんな症状で来院したか
- 施術を受けてどう変わったか
- 他院と比べてどうだったか
できれば写真付き、実名(許可を得て)で掲載できるとベストです。
5. 予約導線が明確
ホームページの目的は「予約してもらうこと」。その導線が明確でなければなりません。
- 電話番号を目立つ位置に配置
- ネット予約ボタンを複数箇所に設置
- 料金・営業時間・アクセスをわかりやすく記載
- 「初めての方へ」ページで不安を解消
予約ボタンは「目立たせすぎ」くらいでちょうどいい
患者さんは「予約したい」と思った瞬間に行動します。そのときに予約方法がわからないと、モチベーションが下がって離脱…。スクロールしなくても予約ボタンが見える設計が理想です。
地域で選ばれるためのローカルSEO対策
整体院・治療院は「地域ビジネス」です。全国から集客する必要はなく、地元の人に見つけてもらうことが最優先。そのために重要なのがローカルSEO対策です。
Googleビジネスプロフィールを最適化する
「Googleマップ」に表示される情報は、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)から引っ張られています。
- 基本情報を正確に:店名、住所、電話番号、営業時間
- カテゴリを正しく設定:「整体院」「治療院」「整骨院」など
- 写真を充実させる:外観、内観、施術風景、院長の写真
- 投稿機能を活用:キャンペーン情報、ブログ更新のお知らせなど
- 口コミに返信する:良い口コミにも悪い口コミにも丁寧に返信
地域キーワードを意識したコンテンツ作り
ホームページ内に地域名を自然に盛り込むことで、地域検索での上位表示を狙えます。
- 「〇〇市で腰痛にお悩みの方へ」
- 「〇〇駅から徒歩3分の整体院」
- 「〇〇区で口コミNo.1の治療院」
NAP情報を統一する
NAP(Name, Address, Phone)= 店名・住所・電話番号の表記を、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNS・口コミサイトなど、すべてで統一しましょう。表記の揺れがあると、Googleに「別の店舗」と認識されてしまう可能性があります。
表記統一の例:「東京都渋谷区〇〇1-2-3」と「渋谷区〇〇1丁目2番3号」は同じ住所でも表記が違います。すべてのプラットフォームで完全一致させましょう。
まとめ
整体院・治療院の集客は、「腕の良さ」だけでは解決しません。見つけてもらい、信頼してもらい、予約してもらう仕組みが必要です。
この記事のポイント
- 患者さんは「まず検索」から整体院を探す時代
- ホームページがないと「選択肢」にすら入らない
- 集客できない原因は「見つからない」「違いが伝わらない」「予約しづらい」
- 効果的なホームページは24時間働く営業マン
- 地域密着型ビジネスにはローカルSEOが必須
- Googleビジネスプロフィールの最適化を忘れずに
「技術には自信があるのに、なぜか集客できない…」という先生方、それは技術の問題ではありません。伝え方の問題です。
ホームページは、あなたの技術と想いを正しく伝え、本当に必要としている患者さんとつなげてくれるツールです。