ホームページは何年でリニューアルすべき?
一般的に、ホームページのリニューアル目安は3〜5年と言われています。しかし、年数だけで判断するのは危険です。
リニューアルを検討すべきタイミング
- デザインのトレンドが変わった(3〜5年で古く感じる)
- 技術的な問題が発生している(スマホ対応、セキュリティ)
- ビジネスの状況が変わった(サービス変更、ターゲット変更)
- 競合がリニューアルして見劣りする
以下で、リニューアルすべき8つのサインを詳しく解説します。3つ以上当てはまる場合は、リニューアルを真剣に検討すべきです。
サイン1:デザインが古く感じる
Webデザインのトレンドは3〜5年で大きく変わります。以下のような特徴があるサイトは「古い」と感じられる可能性が高いです。
古いデザインの特徴
- Flash(フラッシュ)を使用している
- グラデーションや影が多用されている(2010年代前半のトレンド)
- フォントが小さい、行間が狭い
- 写真やイラストの質が低い
- アニメーションがうるさい・遅い
- サイドバーがある3カラムレイアウト
2026年のデザイントレンド
- シンプル・余白を活かしたデザイン
- 大きなフォント、読みやすさ重視
- 1カラムレイアウト
- 高品質な写真・イラスト
- ダークモード対応
- マイクロインタラクション
競合サイトと比較してみよう
同業他社のホームページを5〜10サイトチェックしてみましょう。自社サイトが明らかに古く見える場合、お客様も同じように感じているはずです。
サイン2:スマホで見づらい・崩れる
現在、Webサイトへのアクセスの70%以上がスマートフォンからです。スマホ対応していないサイトは、それだけで多くの見込み客を逃しています。
スマホ非対応のデメリット
- ユーザーがすぐに離脱する
- Googleの検索順位が下がる(モバイルファーストインデックス)
- 「この会社、大丈夫?」という不信感を与える
チェック方法
- 自分のスマートフォンで実際にアクセスする
- 文字は読めるか?ボタンは押しやすいか?
- 横スクロールが発生していないか?
- Google「モバイルフレンドリーテスト」で診断
スマホ対応は必須
スマホ対応していないサイトは、現代では「存在しないのと同じ」と言っても過言ではありません。リニューアルの最優先事項です。
サイン3:問い合わせ・集客ができていない
ホームページの目的は「集客」「問い合わせ獲得」「売上向上」のはずです。その目的を果たせていないなら、リニューアルを検討すべきです。
集客できない原因
- SEO対策ができていない:検索しても出てこない
- 導線が悪い:問い合わせボタンが見つからない
- コンテンツが弱い:何の会社かわからない、魅力が伝わらない
- 信頼性がない:実績や顔が見えない
目安となる数値
| 指標 | 問題あり | 改善目標 |
|---|---|---|
| 月間アクセス数 | 100PV以下 | 1,000PV以上 |
| 直帰率 | 80%以上 | 50%以下 |
| 問い合わせ率(CVR) | 0.5%以下 | 1〜3% |
| 平均滞在時間 | 30秒以下 | 2分以上 |
サイン4:自分で更新できない
「ちょっとした文言の修正も制作会社に依頼しないといけない」「更新のたびに費用がかかる」という状態は、運用上の大きな負担です。
自分で更新できないデメリット
- 更新のたびに費用と時間がかかる
- タイムリーな情報発信ができない
- 更新が面倒になり、放置されがち
- SEO対策(ブログ更新など)ができない
解決策:CMSの導入
リニューアル時にCMS(コンテンツ管理システム)を導入することで、専門知識がなくても自分で更新できるようになります。
- WordPress:世界シェアNo.1、カスタマイズ自由
- STUDIO:デザイン性が高い、ノーコード
- Wix / Squarespace:手軽に始められる
サイン5:表示速度が遅い
ページの表示に3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱すると言われています。表示速度はSEOにも影響します。
表示速度が遅くなる原因
- 画像が最適化されていない
- 古いプログラムで作られている
- サーバーの性能が低い
- 不要なプラグイン・スクリプトが多い
チェック方法
PageSpeed Insightsでスコアを確認しましょう。
- モバイル:50点以上が目標
- PC:70点以上が目標
サイン6:SSL(https)に対応していない
URLが「http://」で始まるサイトは、ブラウザに「保護されていない通信」と表示され、ユーザーに不安を与えます。
SSL非対応のデメリット
- 「このサイトは安全ではありません」と表示される
- お客様の入力情報が暗号化されない
- Googleの検索順位に悪影響
- 信頼性の低下
SSL対応だけなら既存サイトでも対応可能ですが、古いシステムで作られたサイトはSSL対応が難しいケースもあります。その場合はリニューアルが必要です。
サイン7:事業内容・サービスが変わった
ビジネスの状況が変わったのに、ホームページが古いままだと、ミスマッチが生じます。
リニューアルすべきケース
- 提供サービスが増えた・変わった
- ターゲット顧客が変わった
- 会社名・屋号が変わった
- 移転・事業拡大した
- ブランドイメージを刷新したい
サイン8:制作会社と連絡が取れない
ホームページを作った会社が倒産した、担当者がいなくなった、連絡しても返信がない...という状況は珍しくありません。
この状況の問題点
- 更新・修正ができない
- セキュリティ上の問題が放置される
- サーバーやドメインの管理情報がわからない
- 緊急時に対応できない
リニューアル時に確認すべきこと
新しい制作会社を選ぶ際は、以下を確認しましょう。
- サーバー・ドメインの管理情報は自社で持てるか
- 納品後のサポート体制
- 連絡手段(メール、電話、チャット)
- 担当者が変わった場合の引き継ぎ体制
リニューアルの費用相場
ホームページリニューアルの費用目安
| 規模 | ページ数 | 費用相場 |
|---|---|---|
| 小規模 | 1〜5ページ | 10〜30万円 |
| 中規模 | 10〜20ページ | 30〜80万円 |
| 大規模 | 30ページ以上 | 100万円〜 |
| EC機能付き | — | 50〜200万円 |
費用を左右する要素
- ページ数、コンテンツ量
- デザインのオリジナル性(テンプレート vs フルオーダー)
- 機能(予約システム、会員機能、EC機能など)
- CMS導入の有無
- 既存コンテンツの流用可否
- 写真撮影・ライティングの有無
費用を抑えるコツ
- 既存の写真・文章を流用する
- テンプレートをベースにカスタマイズ
- ページ数を必要最小限に絞る
- 自社で原稿・素材を用意する
失敗しないリニューアルの進め方
Step 1:現状分析
- Google Analyticsでアクセス状況を確認
- 検索順位、流入キーワードを把握
- 現サイトの問題点を洗い出す
- 競合サイトを調査
Step 2:目的・目標の設定
- リニューアルで何を達成したいか明確にする
- KPI(問い合わせ数、アクセス数など)を設定
- ターゲット顧客を再定義
Step 3:制作会社の選定
- 複数社から見積もりを取る(3社程度)
- 実績・ポートフォリオを確認
- 担当者との相性、コミュニケーションの質
- 納品後のサポート体制
Step 4:制作・確認
- 定期的な進捗確認
- デザインカンプの確認・修正
- テスト環境での動作確認
- スマホ・タブレット・PCでの表示確認
Step 5:公開・運用
- 旧URLからのリダイレクト設定
- Google Search Consoleへの登録
- アクセス解析の設定確認
- 公開後の効果測定
SEO順位を落とさないために
- 旧URLと新URLの対応表を作成
- 301リダイレクトを適切に設定
- 重要なページのコンテンツは維持
- 内部リンク構造を最適化
よくある質問(FAQ)
Q. ホームページは何年でリニューアルすべき?
一般的には3〜5年が目安と言われています。ただし、年数だけでなく、デザインの古さ、スマホ対応、集客効果、セキュリティなどを総合的に判断することが重要です。業種や競合状況によっても異なります。
Q. リニューアルの費用相場はどのくらい?
規模や機能によって大きく異なりますが、小規模サイト(5ページ程度)で10〜30万円、中規模サイト(10〜20ページ)で30〜80万円、大規模サイトやEC機能付きで100万円以上が目安です。
Q. リニューアルと部分改修、どちらがいい?
現在のサイトの状態によります。スマホ対応していない、CMSがない、セキュリティに問題がある場合はフルリニューアルが必要です。デザインは問題ないがコンテンツを改善したい場合は部分改修で対応できます。
Q. リニューアル中、旧サイトは公開したまま?
はい、通常は旧サイトを公開したまま新サイトを制作し、完成後に切り替えます。これにより、制作期間中も集客を続けられます。
Q. SEOの順位はリニューアルで下がる?
正しくリダイレクト設定を行えば、大幅な順位低下は避けられます。URL構造が大きく変わる場合は一時的に順位が変動することがありますが、適切な301リダイレクトを設定することで回復します。
まとめ
リニューアルすべき8つのサイン
- デザインが古く感じる
- スマホで見づらい・崩れる
- 問い合わせ・集客ができていない
- 自分で更新できない
- 表示速度が遅い
- SSL(https)に対応していない
- 事業内容・サービスが変わった
- 制作会社と連絡が取れない
3つ以上当てはまる場合は、リニューアルを検討しましょう。現状の課題を明確にし、目的を持ってリニューアルすることで、集客できるホームページに生まれ変わります。