なぜホームページで集客できないのか?

ホームページで集客できない理由は、大きく分けて2つのパターンに分類できます。

集客できない2つのパターン

パターン 症状 原因
A. アクセスがない 月間100PV以下 SEO対策不足、認知不足
B. アクセスはあるが問い合わせがない 月間1000PV以上あるのにCV0 導線・コンテンツの問題

まずはGoogle Analyticsでアクセス数を確認し、どちらのパターンに該当するか把握しましょう。それによって対策の優先順位が変わります。

業界別の目安:問い合わせ率(CVR)

  • BtoB(法人向け):1〜3%
  • BtoC(個人向けサービス):2〜5%
  • EC(物販):1〜2%

例:月間1000アクセスでCVR2%なら、月20件の問い合わせが目安です。

原因1:そもそも見られていない(アクセス不足)

最も多い原因が「そもそもホームページが見られていない」というものです。どんなに素晴らしいサイトでも、アクセスがなければ問い合わせは来ません。

アクセスが少ない主な理由

  • SEO対策ができていない:検索しても表示されない
  • ターゲットキーワードが間違っている:競合が強すぎる、検索されないワード
  • コンテンツ量が少ない:ページ数が少なく、検索にヒットしない
  • SNSや広告での露出がない:SEO以外の流入経路がない

今すぐできる改善策

SEO対策チェックリスト

  • Google Search Consoleに登録する
  • 各ページにtitleタグ・meta descriptionを設定する
  • 「地域名+サービス名」でキーワード対策する
  • ブログ記事を定期的に追加する(月2〜4記事)
  • Googleビジネスプロフィールに登録する(MEO対策)

即効性のある対策

SEOは効果が出るまで3〜6ヶ月かかります。すぐに集客したい場合は、Google広告SNS広告の併用がおすすめです。月1〜3万円から始められ、数日で効果を確認できます。

原因2:ターゲットに刺さるコンテンツがない

アクセスがあっても、「自分のための情報だ」と感じてもらえないと離脱されます。

刺さらないコンテンツの特徴

  • 「誰でも」「どなたでも」と対象が曖昧
  • サービスの説明ばかりで、悩みの解決が見えない
  • 専門用語が多く、初心者に伝わらない
  • 競合との違いがわからない

改善策:ターゲットを明確にする

Before(刺さらない)

「どなたでもお気軽にご相談ください」

After(刺さる)

「開業したばかりで、ホームページにかける予算が限られている個人事業主の方へ」

コンテンツ改善のポイント

  1. ペルソナを設定する:年齢、職業、悩み、検索キーワードを具体化
  2. 悩み→解決の流れを作る:「こんな悩みありませんか?」→「当社なら解決できます」
  3. ベネフィットを伝える:機能説明ではなく、得られる結果を伝える
  4. 競合との違いを明確にする:選ばれる理由を3つ以上用意

原因3:問い合わせへの導線が弱い

興味を持ってもらえても、問い合わせボタンが見つからない・押しにくいと行動してもらえません。

導線が弱いサイトの特徴

  • CTAボタン(問い合わせボタン)が目立たない
  • スクロールしないとボタンが見えない
  • 「お問い合わせ」しか選択肢がない(ハードルが高い)
  • フォームの入力項目が多すぎる

改善策:導線を強化する

導線改善チェックリスト

  • ファーストビューにCTAボタンを配置
  • 各セクションの最後にCTAを配置
  • スマホでは固定フッターにCTAを表示
  • ボタンの色を目立つ色に(赤・オレンジ等)
  • 「無料相談」「30秒で完了」などハードルを下げる文言
  • LINE・電話など複数の問い合わせ手段を用意

フォームの入力項目は最小限に

フォームの項目が1つ増えるごとに、CVRは約10%低下すると言われています。必須項目は「名前」「連絡先」「相談内容」の3つ程度に絞りましょう。

原因4:信頼性が伝わっていない

初めて訪れた人は、「この会社(この人)に頼んで大丈夫か?」と不安を感じています。信頼性を示す要素がないと、問い合わせまで至りません。

信頼性を高める要素

信頼性を示す7つの要素

  1. 実績数:「制作実績100件以上」「累計〇〇人が利用」
  2. お客様の声・レビュー:顔写真・実名があると効果大
  3. ビフォーアフター:具体的な成果を数字で示す
  4. メディア掲載:新聞・雑誌・Webメディアへの掲載実績
  5. 資格・認定:業界の資格、Googleパートナー等
  6. 顔写真・プロフィール:誰がやっているのかを明示
  7. 会社情報:住所、電話番号、代表者名を明記

特に効果的なのは「お客様の声」

お客様の声は、第三者からの評価として最も信頼されます。できれば以下の要素を含めましょう。

  • 顔写真(または会社ロゴ)
  • 実名・会社名・役職
  • 具体的な成果(「問い合わせが3倍になった」等)
  • 依頼前の悩みと、依頼後の変化

原因5:スマホで見づらい

現在、Webサイトへのアクセスの70%以上がスマートフォンからです。スマホで見づらいサイトは、それだけで大きな機会損失になります。

スマホで見づらいサイトの特徴

  • 文字が小さすぎて読めない
  • ボタンが小さくてタップしにくい
  • 横スクロールが発生する
  • 画像がはみ出している
  • メニューが使いにくい

スマホ対応のチェック方法

  1. 実機で確認:自分のスマホで実際に操作してみる
  2. Google モバイルフレンドリーテスト:URLを入力するだけで診断
  3. PageSpeed Insights:モバイルでの表示速度も確認

スマホ対応の目安

  • フォントサイズ:16px以上
  • タップ領域:44px × 44px以上
  • ボタン間隔:8px以上

原因6:表示速度が遅い

ページの表示に3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱するというデータがあります。せっかくアクセスしてもらっても、表示を待てずに離脱されてしまいます。

表示速度が遅くなる原因

  • 画像ファイルが大きすぎる
  • 動画の自動再生
  • 外部スクリプトの読み込みが多い
  • サーバーの性能が低い

表示速度の改善方法

速度改善チェックリスト

  • 画像を圧縮する(TinyPNG等を使用)
  • 画像フォーマットをWebPに変換
  • 遅延読み込み(lazy loading)を設定
  • 不要なプラグイン・スクリプトを削除
  • CDNを利用する
  • サーバーをアップグレード

PageSpeed Insightsでスコアを確認し、目標はモバイルで50点以上、PCで70点以上を目指しましょう。

原因7:更新されていない・情報が古い

「最終更新:2020年」「お知らせ:3年前の情報」など、更新されていないサイトは信頼性が下がります。「この会社、まだやってるのかな?」と不安になってしまいます。

更新すべきポイント

  • お知らせ・ニュース:最低でも月1回は更新
  • 実績・事例:新しい実績を随時追加
  • ブログ:月2〜4記事を目標に
  • 価格・サービス内容:変更があればすぐに反映
  • copyright年号:毎年更新

更新が難しい場合の対策

「お知らせ」セクションを削除し、代わりにSNSのタイムラインを埋め込む方法もあります。SNSの更新が自動的にサイトに反映されるため、更新の手間が省けます。

あなたのサイトの問題を診断する方法

ここまで7つの原因を紹介しましたが、「自分のサイトはどれに該当するのか」を把握することが重要です。以下のツールで診断しましょう。

無料で使える診断ツール

ツール わかること
Google Analytics アクセス数、流入元、離脱率、滞在時間
Google Search Console 検索順位、表示回数、クリック率、エラー
PageSpeed Insights 表示速度、改善点
モバイルフレンドリーテスト スマホ対応状況
Lighthouse パフォーマンス、SEO、アクセシビリティ

診断結果の見方

  • 月間PVが100以下→ 原因1(アクセス不足)を優先
  • 直帰率が80%以上→ 原因2(コンテンツ)を優先
  • 平均滞在時間が30秒以下→ 原因5, 6(スマホ・速度)を優先
  • アクセスはあるがCVRが0.5%以下→ 原因3, 4(導線・信頼性)を優先

改善の優先順位の決め方

すべてを一度に改善するのは現実的ではありません。効果が大きく、すぐにできることから着手しましょう。

改善の優先順位マトリクス

優先度 施策 効果 難易度
最優先 CTAボタンの改善
最優先 スマホ対応の改善
お客様の声を追加
ページ速度改善
SEO対策(内部)
ブログ記事追加

まずはこの3つから始めよう

  1. CTAボタンを目立たせる(今すぐできる、効果大)
  2. お客様の声・実績を追加(信頼性向上)
  3. Google Search Consoleに登録(現状把握の第一歩)

よくある質問(FAQ)

Q. ホームページを作ったのに問い合わせが来ないのはなぜ?

主な原因は、SEO対策不足でそもそも見られていない、ターゲットに刺さるコンテンツがない、問い合わせへの導線が弱い、信頼性が伝わっていない、スマホ対応が不十分、の5つです。アクセス解析で現状を把握し、優先度の高い課題から改善しましょう。

Q. ホームページの集客効果が出るまでどのくらいかかる?

SEO対策の効果が出始めるのは通常3〜6ヶ月後です。ただし、Google広告やSNS広告を併用すれば即日〜数日で効果を確認できます。まずは広告で反応を見ながら、並行してSEO対策を進めるのが効率的です。

Q. アクセスはあるのに問い合わせが来ない場合は?

アクセスがあるのに問い合わせが来ない場合は、コンバージョン率(CVR)の問題です。CTAボタンの配置・デザイン改善、フォームの項目削減、信頼性向上(実績・お客様の声の追加)、ページ表示速度の改善などで対策できます。

Q. ホームページのリニューアルと改善、どちらがいい?

まずは現状のサイトで改善できる部分がないか検討しましょう。SEO対策、コンテンツ追加、CTA改善などで効果が出ることも多いです。ただし、デザインが古い、スマホ対応していない、CMSがない場合はリニューアルを検討した方が長期的にはコスパが良いことが多いです。

Q. 自分で改善するのと業者に依頼するの、どちらがいい?

時間と専門知識があれば自分でも可能ですが、本業に集中したい場合や、技術的な改善(サイト速度、構造化データ、内部SEO)が必要な場合は専門家への依頼がおすすめです。費用対効果を考えると、プロに任せた方が結果的に安くつくことが多いです。

まとめ

ホームページで集客できない原因は、必ず特定できます。重要なのは「なんとなく」ではなく、データに基づいて改善することです。

集客できない7つの原因

  1. そもそも見られていない(アクセス不足)
  2. ターゲットに刺さるコンテンツがない
  3. 問い合わせへの導線が弱い
  4. 信頼性が伝わっていない
  5. スマホで見づらい
  6. 表示速度が遅い
  7. 更新されていない・情報が古い

まずはGoogle AnalyticsとSearch Consoleで現状を把握し、優先度の高い課題から着手しましょう。「何から始めればいいかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。