目次
Google Search Consoleとは?
Google Search Console(サーチコンソール、通称「サチコ」)は、Googleが無料で提供するWebサイト管理ツールです。
あなたのサイトがGoogle検索でどのように表示されているかを確認し、検索結果での表示を改善するために使います。
Search Consoleでできること
- 検索パフォーマンス分析:どんなキーワードで検索され、何回表示・クリックされたかがわかる
- インデックス状況の確認:ページがGoogleに登録されているか確認できる
- エラーの検出と修正:クロールエラーやモバイル表示の問題を発見
- サイトマップの送信:サイト構成をGoogleに伝えてクロールを促進
- セキュリティ問題の通知:マルウェアやハッキングの警告を受け取る
なぜSearch Consoleが必要?
SEO対策で最も重要なのは「Googleからサイトがどう見えているか」を把握することです。Search Consoleを使わないSEOは、地図を持たずに旅に出るようなもの。必ず設定しておきましょう。
Search ConsoleとGoogle Analyticsの違い
よく混同されがちな2つのツールですが、役割が全く異なります。両方を使い分けることで、より効果的なサイト改善ができます。
比較表
| 項目 | Search Console | Google Analytics |
|---|---|---|
| 分析対象 | Google検索での表示 | サイト訪問後の行動 |
| わかること | 検索キーワード、順位、クリック率 | ページビュー、滞在時間、離脱率 |
| データの範囲 | 検索結果に表示された時点まで | サイト訪問後から |
| 主な用途 | SEO対策・検索流入改善 | サイト改善・コンバージョン分析 |
| エラー検出 | クロールエラー、インデックス問題 | なし |
ポイント:Search Consoleは「検索結果でどう見えるか」、Analyticsは「サイトでどう行動するか」を分析します。両方を連携させると、検索から訪問後まで一貫した分析が可能になります。
Search Consoleの登録・設定方法
Search Consoleの設定は5〜10分程度で完了します。以下の手順で進めましょう。
ステップ1:Search Consoleにアクセス
Google Search Consoleにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
ステップ2:プロパティタイプを選択
「プロパティを追加」から、以下2種類のどちらかを選びます。
ドメインプロパティ(推奨)
- ドメイン全体(www有無、http/https含む)を一括管理
- DNSレコードでの所有権確認が必要
- 例:
example.comを入力
URLプレフィックスプロパティ
- 特定のURL(プロトコル、www含む)のみを管理
- 複数の確認方法から選べる
- 例:
https://www.example.com/を入力
どちらを選ぶべき?
可能であれば「ドメインプロパティ」がおすすめです。http/httpsやwwwの有無に関係なく、サイト全体のデータを一括で見られます。DNS設定が難しい場合は「URLプレフィックス」でも問題ありません。
ステップ3:所有権を確認
サイトの所有者であることをGoogleに証明します。
主な確認方法
- HTMLファイル:指定のHTMLファイルをサーバーにアップロード
- HTMLタグ:metaタグをサイトの<head>内に追加
- DNSレコード:TXTレコードをDNS設定に追加
- Google Analytics:GA4のトラッキングコードで確認
- Googleタグマネージャー:GTMコンテナで確認
簡単な方法:すでにGoogle Analyticsを設定済みなら、「Google Analytics」での確認が最も簡単です。追加作業なしで所有権が確認できます。
ステップ4:サイトマップを送信
所有権確認後、左メニューの「サイトマップ」からXMLサイトマップを送信します。
- サイトマップURLを入力(例:
sitemap.xml) - 「送信」をクリック
- ステータスが「成功しました」と表示されればOK
ステップ5:データ収集を待つ
設定完了後、2〜3日でデータが表示され始めます。登録前のデータは表示されないため、できるだけ早く設定することをおすすめします。
主要機能の使い方
Search Consoleには多くの機能がありますが、まず押さえるべき重要な機能を紹介します。
1. 検索パフォーマンス
最も重要な機能。どんなキーワードで何回表示され、何回クリックされたかがわかります。
- クエリ:検索されたキーワード一覧
- ページ:検索結果に表示されたページ一覧
- 国:検索されている国・地域
- デバイス:PC/モバイル/タブレットの内訳
- 検索での見え方:リッチリザルトなどの表示形式
2. URL検査
特定のページがGoogleにどう認識されているかを詳しく調べられます。
- インデックス登録状況の確認
- クロール済みかどうかの確認
- インデックス登録のリクエスト
- レンダリング結果(Googleがページをどう見ているか)の確認
3. インデックス作成
サイト全体のインデックス状況を確認できます。
- ページ:インデックス登録済み/未登録のページ数
- 動画ページ:動画コンテンツの状況
- サイトマップ:送信したサイトマップの状態
- 削除:特定URLの検索結果からの一時削除
4. エクスペリエンス
ユーザー体験に関する問題を検出します。
- ページエクスペリエンス:Core Web Vitalsなどの総合評価
- ウェブに関する主な指標:LCP、FID、CLSの詳細
- モバイルユーザビリティ:スマホ表示の問題
- HTTPS:SSL証明書の状態
5. セキュリティと手動による対策
重大な問題があれば通知されます。
- 手動による対策:Googleからのペナルティ
- セキュリティの問題:マルウェア、ハッキングの検出
検索パフォーマンスの見方・活用法
Search Consoleで最も活用する「検索パフォーマンス」機能の見方と改善への活かし方を解説します。
4つの主要指標
| 指標 | 意味 | 改善のヒント |
|---|---|---|
| 合計クリック数 | 検索結果からサイトがクリックされた回数 | タイトル・説明文を改善してCTRを上げる |
| 合計表示回数 | 検索結果に表示された回数 | 狙うキーワードでコンテンツを強化 |
| 平均CTR | 表示に対するクリック率 | 3%以下なら改善の余地あり |
| 平均掲載順位 | 検索結果での平均順位 | 10位以内を目指してコンテンツ改善 |
SEO改善に活かす分析方法
1. 上位表示できているキーワードを発見
「クエリ」タブで平均掲載順位でソートすると、すでに上位表示できているキーワードがわかります。
- 1〜10位:そのまま維持・さらに強化
- 11〜20位:コンテンツ追加で1ページ目を狙う
- 21位以下:競合分析して大幅改善が必要
2. CTR改善の余地があるページを発見
順位は高いのにCTRが低いページは、タイトルやメタディスクリプションの改善で流入を増やせます。
- 順位5位以内でCTR 5%以下 → 改善余地大
- タイトルに数字や具体性を追加
- ディスクリプションで読者の悩みに訴求
3. 伸びているキーワードをチェック
期間を比較して表示回数が増えているキーワードを発見。トレンドに乗ったコンテンツ強化ができます。
活用のコツ:週1回、検索パフォーマンスをチェックする習慣をつけましょう。順位やクリック数の変化をいち早く察知し、素早く対応できます。
URL検査とインデックス登録
新しいページを公開したら、URL検査ツールでGoogleへのインデックス登録をリクエストしましょう。
URL検査の使い方
- 画面上部の検索バーに調べたいURLを入力
- 「Googleインデックスからデータを取得しています」と表示される
- 結果画面でインデックス状況を確認
結果の見方
「URLはGoogleに登録されています」
正常にインデックスされている状態。検索結果に表示される可能性があります。
「URLがGoogleに登録されていません」
インデックスされていない状態。原因を確認し、対処が必要です。
- 検出 - インデックス未登録:クロール待ちの状態
- クロール済み - インデックス未登録:品質が低いと判断された可能性
- noindex タグによって除外:意図的にインデックスを拒否している
- リダイレクトエラー:リダイレクト設定に問題あり
インデックス登録をリクエストする方法
- URL検査結果画面で「インデックス登録をリクエスト」をクリック
- 「URLはインデックス登録の優先キューに追加されました」と表示
- 通常1日〜数日でインデックスされる
注意点
インデックス登録リクエストは1日あたりの回数に制限があります。大量のページを一度に登録したい場合は、サイトマップを更新して送信するのが効率的です。
エラー・問題の確認と修正方法
Search Consoleで検出されるよくあるエラーとその対処法を紹介します。
インデックス関連のエラー
「クロール済み - インデックス未登録」
Googleがページを見たが、インデックスする価値がないと判断した状態。
- 原因:コンテンツが薄い、重複コンテンツ、低品質
- 対処:コンテンツを充実させる、オリジナリティを追加
「検出 - インデックス未登録」
Googleがページの存在を認識したが、まだクロールしていない状態。
- 原因:クロールの優先度が低い、サイトの規模が大きい
- 対処:URL検査からインデックス登録をリクエスト
「リダイレクトエラー」
リダイレクトの設定に問題がある状態。
- 原因:リダイレクトループ、長すぎるリダイレクトチェーン
- 対処:リダイレクト設定を見直す
モバイルユーザビリティのエラー
「テキストが小さすぎて読めません」
- 対処:フォントサイズを16px以上に設定
「クリック可能な要素同士が近すぎます」
- 対処:リンクやボタンの間隔を広げる(8px以上推奨)
「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」
- 対処:レスポンシブデザインを適用、横スクロールを解消
Core Web Vitalsのエラー
「LCPの問題: 2.5秒超」
最大コンテンツの読み込みが遅い。
- 対処:画像の最適化、サーバー応答の高速化
「CLSに関する問題: 0.1超」
ページ読み込み中にレイアウトがずれる。
- 対処:画像・動画にサイズ属性を指定、フォント読み込みの最適化
修正後の対応:エラーを修正したら、該当する問題の「修正を検証」ボタンをクリック。Googleが再確認し、問題が解消されれば「合格」に変わります。
SEO改善に役立つ活用テクニック
Search Consoleを使いこなすための実践的なテクニックを紹介します。
テクニック1:「惜しいキーワード」を見つける
検索パフォーマンスで11〜20位のキーワードをフィルタリング。少しの改善で1ページ目に入る可能性があるキーワードです。
- 検索パフォーマンス → 「平均掲載順位」をON
- 「掲載順位」でフィルタ → 「次より大きい:10」「次より小さい:21」
- 表示されたキーワードに対応するページを強化
テクニック2:カニバリゼーションを発見
同じキーワードで複数のページが競合している状態(カニバリゼーション)を発見できます。
- 検索パフォーマンスで特定のキーワードをクリック
- 「ページ」タブをクリック
- 同じキーワードで複数のページが表示されていたら要注意
対処法:記事を統合する、内部リンクで優先ページを明示する、canonicalタグを設定する
テクニック3:季節トレンドを把握
期間を過去12ヶ月などに設定し、検索需要の季節変動を確認。需要が高まる時期の前にコンテンツを更新・強化しましょう。
テクニック4:Google Analyticsと連携
GA4とSearch Consoleを連携すると、検索キーワードとサイト内行動を紐づけて分析できます。
- GA4の「管理」→「Search Consoleのリンク」
- 「リンク」をクリックしてプロパティを選択
- GA4の「集客」→「Search Console」でデータを確認
テクニック5:定期レポートを作成
Looker Studio(旧データポータル)と連携して、自動更新されるレポートを作成できます。クライアントへの報告や社内共有に便利です。
Search Console活用チェックリスト
- 週1回は検索パフォーマンスをチェック
- 新しいページを公開したらインデックス登録をリクエスト
- エラーが通知されたら早めに対処
- 11〜20位のキーワードを重点的に改善
- GA4と連携してより深い分析を
よくある質問
Q. Google Search Consoleは無料で使えますか?
はい、完全無料で利用できます。Googleアカウントがあれば、サイトの規模に関係なく全機能を無料で使えます。
Q. Search ConsoleとGoogle Analyticsの違いは?
Search Consoleは「Google検索でのサイトの見え方」を分析するツールで、検索キーワードや掲載順位がわかります。Google Analyticsは「サイト訪問後のユーザー行動」を分析するツールで、ページ閲覧数や滞在時間がわかります。両方を連携させることで、検索から訪問後まで一貫した分析が可能です。
Q. インデックスされるまでどのくらいかかりますか?
新しいページがGoogleにインデックスされるまで、通常1日〜数週間かかります。Search Consoleの「URL検査」からインデックス登録をリクエストすると、クロールの優先度が上がり、早ければ数時間〜1日程度でインデックスされることもあります。
Q. サーチコンソールはどのくらいの頻度で確認すべきですか?
週1回程度の確認をおすすめします。エラーや問題が発生した場合はメール通知が届くので、日常的には週1回の定期チェックで十分です。大規模なサイト更新やSEO施策を行った後は、毎日確認することをおすすめします。
Q. 検索パフォーマンスのデータはいつから見られますか?
Search Consoleに登録後、データが表示されるまで2〜3日かかります。なお、登録前のデータは表示されないため、サイト公開後できるだけ早く登録することをおすすめします。データは最大16ヶ月分保存されます。
まとめ
Google Search Consoleは、SEO対策に欠かせない無料ツールです。本記事のポイントをおさらいしましょう。
この記事のポイント
- Search Consoleとは:Google検索でのサイトの見え方を分析・改善するツール
- 登録方法:プロパティを追加 → 所有権確認 → サイトマップ送信
- 検索パフォーマンス:クリック数・表示回数・CTR・順位でSEO効果を測定
- URL検査:ページのインデックス状況確認、登録リクエストに活用
- エラー対処:インデックスエラー・モバイル問題を早期発見・修正
- 活用のコツ:週1回の定期チェック、11〜20位のキーワード改善、GA4連携
Search Consoleを使いこなすことで、「どのキーワードで検索されているか」「どのページに改善余地があるか」が明確になり、効果的なSEO対策が可能になります。
まだ登録していない方は、今すぐSearch Consoleを設定して、サイトの検索パフォーマンスを改善していきましょう。
SEOやサイト分析でお困りですか?
LIKaNONでは、Search Consoleの設定からSEO対策まで、サイト改善をトータルでサポートしています。「データの見方がわからない」「何を改善すればいいかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。