目次
ハッシュタグの役割と効果
ハッシュタグ(#)は、投稿にキーワードを付けて検索・発見されやすくするための機能です。
ハッシュタグの主な効果
- 発見されやすくなる:フォロワー以外からの流入が増える
- ターゲット層にリーチ:興味関心のあるユーザーに届く
- 投稿の整理:自社投稿をカテゴリ分けできる
- トレンド参加:話題のテーマに乗れる
知っていますか?
Instagramでは、ハッシュタグ検索からの流入が30〜40%を占めることもあります。適切なハッシュタグは、フォロワー獲得の重要な入口です。
ハッシュタグの3つの種類
効果的なハッシュタグ戦略には、3種類のハッシュタグをバランスよく使うことが大切です。
1. ビッグタグ(投稿数100万以上)
人気のハッシュタグで、検索数は多いですが競争も激しいです。
- 例:#カフェ #ランチ #ファッション
- メリット:リーチの可能性が高い
- デメリット:すぐに埋もれる、関連性が低いユーザーにも届く
2. ミドルタグ(投稿数1万〜100万)
最もバランスが良いハッシュタグです。
- 例:#渋谷カフェ #大人コーデ #Web制作
- メリット:適度な検索数と競争率
- デメリット:発見に多少時間がかかる
3. スモールタグ(投稿数1万以下)
ニッチだが、ターゲットが明確なハッシュタグです。
- 例:#渋谷隠れ家カフェ #30代オフィスカジュアル #個人事業主Web制作
- メリット:競争が少なく、上位表示されやすい
- デメリット:検索数が少ない
理想のバランス:ビッグタグ2割、ミドルタグ5割、スモールタグ3割 が目安です。
Instagram向けハッシュタグ戦略
ハッシュタグの数
Instagramでは最大30個まで付けられますが、10〜15個程度が最も効果的と言われています。
- 少なすぎ(3個以下):リーチ機会の損失
- 多すぎ(30個):スパム認定のリスク、関連性が薄まる
- 適切(10〜15個):バランスよくリーチできる
ハッシュタグの付け方
- キャプション内に入れる or コメント欄に入れる(どちらでもOK)
- 投稿内容と関連性の高いタグを選ぶ
- 毎回同じハッシュタグセットを使い回さない
カフェの投稿例
#東京カフェ #渋谷カフェ #表参道カフェ(地域×業種)
#カフェ巡り #カフェ好きな人と繋がりたい(コミュニティ)
#ラテアート #コーヒースタンド(商品特徴)
#隠れ家カフェ #穴場カフェ(ニッチ)
#〇〇カフェ(店舗オリジナル)
リール(Reels)のハッシュタグ
リールでは、通常投稿より少なめの3〜5個が推奨されています。アルゴリズムがコンテンツ内容で判断するため、ハッシュタグ依存度が低いためです。
X(Twitter)向けハッシュタグ戦略
ハッシュタグの数
X(Twitter)では1〜2個が最適です。3個以上は逆効果になることが多いです。
Xでのハッシュタグの使い方
- トレンドタグ:話題のタグに乗って露出を増やす
- イベントタグ:#〇〇展 #〇〇セミナー など
- 業界タグ:#Web制作 #デザイン など
- オリジナルタグ:自社サービス名やキャンペーン名
ポイント:Xでは文章の自然な流れの中にハッシュタグを入れるより、文末にまとめて付ける方が読みやすくなります。
トレンドタグの活用
Xではトレンドに入っているハッシュタグを使うと、大きな露出が期待できます。ただし、投稿内容との関連性がないと逆効果です。
効果的なハッシュタグの選び方
1. 競合アカウントを参考にする
同業種で成功しているアカウントが使っているハッシュタグをチェック。自社でも使えそうなものをピックアップします。
2. 関連ハッシュタグを調べる
Instagramでハッシュタグを検索すると、関連タグが表示されます。そこから新しいタグを発見できます。
3. 投稿数を確認する
ハッシュタグの投稿数を見て、ビッグ・ミドル・スモールに分類。バランスよく選びます。
4. ターゲットが検索しそうなワードを考える
「自分が使いたいタグ」ではなく、「ターゲットが検索しそうなタグ」を選ぶことが重要です。
整体院の場合
× 「#整体院経営」(同業者向け)
○ 「#肩こり解消」「#腰痛改善」「#姿勢改善」(顧客向け)
5. オリジナルハッシュタグを作る
店舗名やサービス名のオリジナルタグを作り、毎回付けることで、ブランドの投稿を一覧できるようになります。
避けるべき失敗パターン
1. 関係ないハッシュタグを付ける
フォロワーを増やしたいからと「#フォロバ」「#いいね返し」などを付けても、質の低いフォロワーが増えるだけ。ビジネスには逆効果です。
2. 毎回同じタグセットを使い回す
Instagramでは同じハッシュタグセットを繰り返し使うと、スパム判定される可能性があります。投稿ごとに少しずつ変えましょう。
3. 人気タグだけを使う
ビッグタグばかりだと、投稿がすぐに埋もれて見られません。ミドル・スモールタグを組み合わせましょう。
4. ハッシュタグを付けすぎる
特にXでは、ハッシュタグだらけの投稿は読みにくく、宣伝臭が強くなります。
5. 投稿後にハッシュタグを変更しすぎる
投稿後にハッシュタグを頻繁に変更すると、アルゴリズムに悪影響を与える可能性があります。
禁止ハッシュタグに注意
Instagramには「禁止ハッシュタグ」が存在します。これを使うと投稿が表示されにくくなることがあります。新しいタグを使う前に、検索して問題ないか確認しましょう。
まとめ
ハッシュタグは、戦略的に使えば強力な集客ツールになります。
ハッシュタグ戦略チェックリスト
- ビッグ・ミドル・スモールをバランスよく使う
- Instagramは10〜15個、Xは1〜2個を目安に
- 投稿内容との関連性を重視する
- ターゲットが検索しそうなワードを選ぶ
- 競合アカウントを参考にする
- オリジナルハッシュタグを作って統一感を出す
- 毎回同じセットを使い回さない
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