コアアップデートとは

コアアップデート(Core Update)とは、Googleの検索アルゴリズム全体を見直す大規模な更新のことです。ペナルティではなく、「より良い検索体験を提供するための再評価」です。

2024年以降はHelpful Content(有用なコンテンツ)の評価軸がコアアップデートに統合され、よりコンテンツ品質に重きが置かれるようになりました。

頻度と展開期間

頻度

  • 大規模コアアップデート:年2〜4回
  • 小規模なアップデート:随時(月1回以上のペース)
  • 特別アップデート:レビュー、スパム対策など

展開期間

1回のコアアップデートは約2週間かけて段階的に展開されます。最初の3〜5日で大きな変動、その後微調整、という流れ。

重要

展開期間中は順位が乱高下します。展開完了まで判断を保留するのが鉄則です。途中で焦って動くと、最終結果と違う対応をしてしまいます。

何が評価されるのか

1. コンテンツの質と独自性

「他サイトの情報をまとめただけ」ではなく、独自の経験・データ・洞察があるか。E-E-A-Tの「Experience(経験)」が特に重視されています。

2. 検索意図への合致度

そのキーワードで検索する人が本当に求めている情報を提供しているか。検索意図とズレた記事は順位を落とします。

3. ユーザー体験(UX)

表示速度、モバイル対応、過剰な広告、ポップアップの邪魔さなど、「読みやすさ・使いやすさ」全体が評価対象です。

4. サイト全体の健康状態

コアアップデートは個別ページではなくサイト全体を評価します。質の低いページが多いと、優れた記事も巻き添えで順位を落とすことがあります。

順位が落ちた時の対処

STEP 1:2〜3週間待つ

展開完了まで判断保留。慌てて記事を消したり大改変するのは最悪。アップデート完了後に冷静に分析します。

STEP 2:影響を可視化する

Search Consoleで「どのクエリで」「どのページが」下がったか特定。落ちたページの共通点を探ります。

STEP 3:競合との差を分析

順位が上がった競合ページを読み込み、自社に足りない要素を洗い出します。

  • 情報量・深さ
  • 独自データ・経験談
  • 更新の新しさ
  • 著者の専門性表示
  • ユーザビリティ

STEP 4:コンテンツを「読み手起点」で見直す

キーワード詰め込み型の記事は通用しません。「この記事を読んだ人は何を持ち帰れるか」を起点に書き直します。

STEP 5:低品質ページの整理

サイト内に明らかに価値の低い古い記事がある場合、削除またはnoindex化を検討。サイト全体の評価を引き下げている可能性があります。

STEP 6:次のアップデートを待つ

修正の効果は次のコアアップデートで反映されます。即効性はないので、3〜6ヶ月の中長期視点で。

よくある勘違い

NG対応集

  1. 「ペナルティを受けた」と決めつける:コアアップデートはペナルティではなく再評価
  2. 記事を片っ端から削除:価値ある記事まで消すと回復が遅れる
  3. キーワードを増やす:詰め込みは逆効果。検索意図を外している可能性を疑う
  4. 被リンクを買う:明確なペナルティ対象
  5. AI記事を大量生成:低品質の烙印で逆効果
  6. すぐに結果を求める:効果反映は次のアップデートで、3〜6ヶ月単位

平時からの予防策

1. 記事の定期的な更新

1年以上更新していない記事を見直し、最新情報に更新。lastmodも更新。

2. 著者プロフィールの充実

誰が書いているのか、どんな経験があるのかを明確に表示。E-E-A-Tの基本。

3. ユーザー体験の改善

Core Web Vitalsの数値、モバイル表示、広告の量を定期的にチェック。

4. 内部リンクの整理

関連記事同士をリンクで繋ぎ、サイトの「専門性の塊」を作る。トピッククラスター戦略が有効。

5. 古いコンテンツの整理

季節モノ・期限切れ情報・重複記事を定期的にクリーンアップ。サイト全体の健康度を保ちます。

6. 一次情報・独自データの蓄積

自社の経験、データ、事例を継続的に発信。他サイトに真似できない情報がコアアップデートに強い。

変動の追跡方法

1. 順位変動チェックツール

  • SEOラボ・Namaz.jp:日本語向けの順位変動ヒートマップ
  • SEMrush Sensor:グローバル・日本両対応
  • Mozcast:アルゴリズム変動の温度計

これらが大きく動いた時はアップデート発生のサイン。

2. Google公式アナウンス

@searchliaison(旧Twitter)でコアアップデートが正式発表されます。フォロー推奨。

3. Search Consoleでの自社追跡

「検索パフォーマンス」でクリック数・表示回数の急変を定期チェック。

まとめ

この記事のポイント

  • コアアップデートはペナルティではなく「再評価」
  • 展開は約2週間。完了まで判断保留が鉄則
  • 評価軸は質・独自性・検索意図合致・UX・サイト全体の健康
  • 順位が落ちたら冷静に分析→読み手起点で改善→次回反映を待つ
  • 慌てて記事削除・キーワード詰め込み・被リンク購入は最悪
  • 平時から定期更新・E-E-A-T強化・一次情報蓄積を

コアアップデートは「焦って動かない、長期で備える」が正解です。本質的に良いコンテンツを継続発信していれば、長期的には必ず報われます。短期的な変動に振り回されないことが何より大事です。

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