なぜ保守・運用が必要なのか

ホームページは「作って終わり」ではありません。公開後の保守・運用を怠ると、さまざまな問題が発生します。

放置するとどうなる?

  • セキュリティリスク:ハッキングやウイルス感染の危険性が高まる
  • 検索順位の低下:更新のないサイトはGoogleからの評価が下がる
  • 表示崩れ:ブラウザのアップデートで表示が崩れることがある
  • 情報の陳腐化:古い情報のまま放置すると信頼を失う
  • サーバートラブル:SSL証明書の期限切れでサイトが表示されなくなる

実際にあったトラブル例

  • WordPressを更新しなかったらハッキングされ、サイトが改ざんされた
  • SSL証明書の更新を忘れて「この接続は安全ではありません」と表示された
  • 問い合わせフォームが動作しなくなっていたが気づかなかった
  • 古い料金表のまま放置してクレームになった

保守・運用は「保険」

保守・運用は、トラブルを未然に防ぐ保険のようなものです。問題が起きてからでは、復旧に多大なコストがかかることもあります。

保守・運用でやるべき7つのこと

ホームページの保守・運用で行うべき作業を7つのカテゴリーに分けて解説します。

1. 定期的なバックアップ

最重要の作業です。サーバー障害やハッキング、操作ミスなど、何が起きてもデータを復元できるように備えておきましょう。

  • 頻度:最低でも月1回、更新頻度が高いなら週1回
  • 対象:ファイル一式 + データベース
  • 保管場所:サーバーとは別の場所(ローカルPC、クラウドなど)

2. CMSやプラグインのアップデート

WordPressなどのCMSを使っている場合、本体・テーマ・プラグインの更新が必須です。

  • WordPress本体:セキュリティパッチが含まれるため必ず更新
  • プラグイン:脆弱性の修正が含まれるため定期的に更新
  • テーマ:互換性の問題がないか確認してから更新

注意:更新前には必ずバックアップを取りましょう。更新で不具合が起きた場合に元に戻せます。

3. セキュリティ監視

不正アクセスやマルウェア感染がないか、定期的にチェックする必要があります。

  • セキュリティプラグインの導入(Wordfence、SiteGuardなど)
  • ログイン履歴の確認
  • ファイルの改ざん検知
  • マルウェアスキャン

4. サーバー・ドメイン管理

サーバーやドメインの契約更新を忘れると、サイトが見られなくなります。

  • ドメイン更新:年1回の更新(忘れるとドメインが失効)
  • サーバー更新:月額or年額での契約更新
  • SSL証明書更新:Let's Encryptなら自動更新、有料SSLは手動更新

5. コンテンツの更新

サイトの情報を常に最新の状態に保ちましょう。

  • 料金・サービス内容の変更
  • お知らせ・ニュースの投稿
  • ブログ記事の追加
  • 実績・事例の更新
  • スタッフ情報の更新

6. 動作確認・表示チェック

定期的にサイトの動作確認を行いましょう。

  • お問い合わせフォームは正常に動作しているか
  • リンク切れがないか
  • 各ページが正常に表示されているか
  • スマホ・タブレットでの表示は問題ないか

7. アクセス解析と改善

Googleアナリティクスなどでサイトの効果を測定し、改善につなげましょう。

  • アクセス数の推移
  • どのページがよく見られているか
  • どこから流入しているか
  • 離脱率が高いページはどこか

セキュリティ対策の基本

Webサイトのセキュリティ対策は、最も重要な保守作業の一つです。

必須のセキュリティ対策

1. SSL(https)対応

URLが「https://」で始まるSSL対応は必須です。非対応だとブラウザで警告が表示され、SEOにもマイナスです。

2. 強力なパスワード設定

管理画面へのログインパスワードは12文字以上で、英数字・記号を組み合わせましょう。

  • 良い例:Xp9#mK2$vL8@nQ
  • 悪い例:password123、company2024

3. ログインURLの変更(WordPress)

WordPressの標準ログインURL(/wp-admin)は攻撃者に知られているため、変更するとより安全です。

4. ログイン試行回数の制限

パスワード総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)を防ぐため、ログイン失敗時のロック機能を設定しましょう。

5. 二段階認証の導入

パスワードに加えて、スマホアプリなどで二段階認証を設定すると、セキュリティが大幅に向上します。

おすすめセキュリティプラグイン(WordPress)

  • Wordfence Security:ファイアウォール、マルウェアスキャン
  • SiteGuard WP Plugin:日本製、ログインURL変更など
  • UpdraftPlus:バックアップ機能(セキュリティの観点から重要)

コンテンツ更新のポイント

定期的なコンテンツ更新は、SEO対策としても非常に効果的です。

更新すべきコンテンツ

定期的に更新すべきもの

  • お知らせ・ニュース:月1回以上の投稿が理想
  • ブログ・コラム:SEO効果を狙うなら週1〜2本
  • 実績・事例:新しい案件が完了したら追加

変更があったら即時更新するもの

  • 料金表・価格
  • サービス内容
  • 営業時間・定休日
  • 連絡先・住所
  • スタッフ情報

更新頻度とSEOの関係

Googleは「新鮮なコンテンツ」を評価します。定期的に更新されているサイトは、クローラーの巡回頻度も上がり、インデックスも早くなります。

更新のネタに困ったら

  • お客様からよくある質問をQ&A形式で記事化
  • 季節やイベントに関連したお知らせ
  • 業界ニュースへのコメント
  • スタッフブログ・日常の出来事

アクセス解析と改善

アクセス解析は、サイトの「健康診断」のようなものです。定期的にチェックして、改善につなげましょう。

見るべき基本指標

1. ユーザー数・セッション数

何人がサイトに訪問しているかの基本指標。月次で推移を確認しましょう。

2. ページビュー数(PV)

どのページがよく見られているか把握できます。人気ページは強化、見られていないページは改善しましょう。

3. 直帰率

1ページだけ見て離脱した割合。直帰率が70%を超えている場合は改善が必要です。

4. 平均セッション時間

訪問者がサイトに滞在している時間。長いほどコンテンツが読まれている証拠です。

5. 流入経路

どこからサイトに来ているか(検索、SNS、直接アクセスなど)を把握できます。

改善のアクション例

  • 直帰率が高い→ コンテンツの見直し、内部リンクの追加
  • 検索流入が少ない→ SEO対策の強化、ブログ記事の追加
  • 問い合わせが少ない→ CTAボタンの配置見直し、フォームの簡略化
  • 特定ページで離脱が多い→ ページの改善、読み込み速度の改善

ポイント:アクセス解析は月1回は確認しましょう。数字を見て、仮説を立て、改善し、結果を測定するサイクルが重要です。

保守費用の相場

ホームページの保守を外注する場合の費用相場を紹介します。

保守費用の目安

  • 最低限の保守:月額5,000円〜10,000円
  • 標準的な保守:月額10,000円〜30,000円
  • 充実した保守:月額30,000円〜50,000円
  • 大規模サイト:月額50,000円〜

含まれるサービス内容の例

月額5,000円〜10,000円の場合

  • 月1回のバックアップ
  • WordPress・プラグインの更新
  • SSL証明書の管理
  • 月1〜2回の軽微な修正

月額10,000円〜30,000円の場合

  • 週1回のバックアップ
  • セキュリティ監視
  • 月次アクセスレポート
  • コンテンツ更新(月3〜5回程度)
  • サーバー・ドメイン管理

月額30,000円〜の場合

  • 毎日のバックアップ
  • 24時間監視
  • コンテンツ更新(無制限または回数多め)
  • SEO対策・改善提案
  • ブログ記事代行
  • 優先対応

保守費用を選ぶポイント

「何が含まれているか」を必ず確認しましょう。月額が安くても、修正のたびに追加費用がかかる場合もあります。

自分でやる?外注する?

保守・運用を自分で行うか、外注するかの判断基準を解説します。

自分でできること

  • ブログやお知らせの投稿
  • 写真の差し替え
  • テキストの修正
  • Googleアナリティクスのチェック
  • WordPress管理画面での簡単な更新

外注すべきこと

  • セキュリティ対策・監視
  • WordPressのコアアップデート
  • サーバーの設定変更
  • トラブル発生時の復旧
  • デザインやレイアウトの変更
  • 新機能の追加

判断のポイント

自分でやる方が向いている場合

  • IT・Webに詳しい
  • 時間に余裕がある
  • コストを抑えたい
  • 静的HTMLサイトで更新頻度が低い

外注する方が向いている場合

  • 本業に集中したい
  • IT・Webが苦手
  • WordPressなど更新が必要なCMSを使っている
  • トラブル時に対応できる自信がない
  • セキュリティリスクを最小限にしたい

おすすめ:日常的な更新は自分で、技術的な保守は外注というハイブリッド型がコスパ良くおすすめです。

まとめ

ホームページは「作って終わり」ではなく「育てていく」ものです。

保守・運用のポイントまとめ

  • 放置するとセキュリティリスク、検索順位低下、信頼失墜につながる
  • バックアップは最重要。月1回以上は必ず取る
  • WordPress・プラグインは定期的にアップデート
  • SSL対応、強力なパスワードなどセキュリティ対策は必須
  • コンテンツは定期的に更新(SEOにも効果的)
  • アクセス解析で効果測定し、改善につなげる
  • 技術的な保守は外注、日常更新は自分、が効率的

「保守・運用まで手が回らない」「何をすればいいかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。LIKaNONでは、お客様の状況に合わせた保守プランをご提案します。

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