なぜ画像SEOが重要なのか
画像SEOは、見落とされがちですが非常に重要な施策です。
画像SEOのメリット
- Google画像検索からの流入:画像検索経由のアクセスが増える
- ページ表示速度の向上:最適化により読み込みが速くなる
- ユーザー体験の向上:適切な画像はコンテンツの理解を助ける
- アクセシビリティ対応:視覚障害者のスクリーンリーダー対応
知っていますか?
Googleの全検索のうち、約20%が画像検索と言われています。画像SEOを怠ると、この大きな流入機会を逃してしまいます。
alt属性の正しい書き方
alt属性(代替テキスト)は、画像が表示されない場合や、スクリーンリーダーが読み上げる際に使われるテキストです。
alt属性の基本ルール
- 画像の内容を簡潔かつ具体的に説明する
- キーワードを自然に含める(詰め込みすぎはNG)
- 装飾目的の画像は空のalt(alt="")でOK
- 「〜の画像」「〜の写真」は不要
悪い例
- alt="画像"(内容がわからない)
- alt="IMG_0123.jpg"(ファイル名をそのまま)
- alt="カフェ コーヒー 新宿 おしゃれ 人気"(キーワード詰め込み)
良い例
- alt="新宿のカフェで提供されるラテアート"
- alt="LIKaNONのホームページ制作実績:整体院サイト"
- alt="SEO対策の効果を示すグラフ"
alt属性を書くときのコツ
「この画像を見えない人に説明するなら?」と考えると、適切なaltが書けます。
ポイント:alt属性は125文字以内が推奨されています。長すぎると途中で切られることがあります。
SEOに効くファイル名の付け方
画像のファイル名もSEOに影響します。アップロード前に適切な名前をつけましょう。
ファイル名のルール
- 画像の内容がわかる英語のキーワードを使う
- 単語はハイフン(-)で区切る
- アンダースコア(_)やスペースは避ける
- 日本語のファイル名は避ける
- 短く簡潔にする
悪い例
- IMG_0123.jpg
- スクリーンショット 2024-12-01.png
- photo_final_v2_new.jpg
良い例
- cafe-latte-art-shinjuku.jpg
- website-design-portfolio.png
- seo-ranking-chart.jpg
なぜハイフンを使うのか
Googleはハイフンを単語の区切りとして認識しますが、アンダースコアは認識しません。
- red-apple → 「red」と「apple」として認識
- red_apple → 「redapple」として認識
画像フォーマットの選び方
用途に応じて適切なフォーマットを選ぶことで、画質と容量のバランスが取れます。
主な画像フォーマット
- JPEG(.jpg):写真向け。圧縮率が高く容量を抑えられる
- PNG(.png):ロゴや図解向け。透過が使える。写真には不向き
- WebP(.webp):次世代フォーマット。JPEGより30%軽量で高画質
- SVG(.svg):ロゴやアイコン向け。拡大しても劣化しない
WebPのすすめ
現在はWebP形式が推奨されています。JPEGと同等の画質で、ファイルサイズは25〜35%小さくなります。主要ブラウザはすべて対応しています。
使い分けの目安
- 商品写真、人物写真 → JPEG or WebP
- ロゴ、アイコン → SVG or PNG
- 図解、スクリーンショット → PNG or WebP
- 背景透過が必要 → PNG or WebP
画像圧縮とサイズ最適化
画像ファイルが大きいと、ページの読み込みが遅くなり、SEOにも悪影響を与えます。
画像サイズの目安
- 1画像あたり200KB以下が理想
- ヒーロー画像でも500KB以下を目標に
- 横幅は表示サイズの2倍まで(Retina対応)
おすすめの圧縮ツール
- TinyPNG:無料で使えるオンライン圧縮ツール
- Squoosh:Google製。細かい調整が可能
- ImageOptim:Mac用の圧縮アプリ
- Photoshop:「Web用に保存」で最適化
実践テクニック:まず画像を適切なサイズにリサイズしてから圧縮すると、より効果的です。4000×3000pxの写真を800×600pxで表示するなら、先にリサイズしましょう。
さらに効果を上げるテクニック
1. 遅延読み込み(Lazy Loading)
画面に表示される直前まで画像を読み込まない技術です。初期表示を高速化できます。
HTML5ではloading="lazy"属性を追加するだけで実装できます。
2. レスポンシブ画像
srcset属性を使うと、デバイスの画面サイズに応じて最適な画像を配信できます。
スマホには小さい画像、PCには大きい画像を自動で出し分けられます。
3. 画像サイトマップ
サイトマップに画像情報を含めることで、Googleに画像をより正確に伝えられます。
4. 構造化データ
商品画像やレシピ画像には構造化データを設定すると、検索結果でリッチな表示になることがあります。
5. CDNの活用
画像配信に特化したCDN(Cloudflare、imgixなど)を使うと、表示速度が大幅に向上します。
まとめ
画像SEOは、少しの手間で大きな効果が得られる施策です。
画像SEOチェックリスト
- alt属性に画像の内容を簡潔に記述する
- ファイル名は英語キーワード+ハイフン区切り
- 用途に合った画像フォーマットを選ぶ(WebP推奨)
- 1画像200KB以下に圧縮する
- 表示サイズに合わせてリサイズする
- loading="lazy"で遅延読み込みを設定
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