色が与える心理効果
人は無意識のうちに、色から様々な印象を受け取っています。これを色彩心理と呼びます。
主な色の心理効果
- 赤:情熱、エネルギー、食欲増進、緊急性
- オレンジ:親しみやすさ、活力、温かみ、創造性
- 黄色:明るさ、希望、注目、若々しさ
- 緑:自然、安心、健康、調和、リラックス
- 青:信頼、誠実、冷静、知性、清潔感
- 紫:高級感、神秘、創造性、上品さ
- ピンク:女性らしさ、優しさ、可愛らしさ、癒し
- 茶色:落ち着き、自然、伝統、安定感
- 黒:高級感、モダン、力強さ、洗練
- 白:清潔、シンプル、純粋、開放感
ポイント:色の印象は文化によっても異なります。日本では白は清潔・純粋ですが、一部の国では喪を表すことも。ターゲット層を意識しましょう。
飲食店におすすめの配色
飲食店のサイトで最も大切なのは、美味しそう行きたいと思わせること。
おすすめカラー
- 赤・オレンジ系:食欲を増進させる効果。ファストフード、中華、イタリアンに
- 茶色・ベージュ:落ち着いた雰囲気。カフェ、和食、自然派レストランに
- 黒・ゴールド:高級感を演出。高級レストラン、バーに
配色例:イタリアンレストラン
メインカラー:#D32F2F(深みのある赤)
サブカラー:#FFF8E1(クリーム色)
アクセント:#4E342E(ダークブラウン)
避けた方がいい色
青・紫系は食欲を減退させると言われています。飲食店では控えめに使うのがベターです。
美容室・サロンにおすすめの配色
美容系はおしゃれセンスがいいと感じさせることが重要です。
おすすめカラー
- ピンク・コーラル:女性らしさ、優しさ。女性向けサロンに
- グレー・シルバー:モダン、洗練。ユニセックス、都会的なサロンに
- ベージュ・ゴールド:上品、高級感。大人向け、エステに
- 白・グレー:清潔感、シンプル。ミニマルなデザインに
配色例:大人女性向けエステサロン
メインカラー:#D4A574(シャンパンゴールド)
サブカラー:#FDFBF7(オフホワイト)
アクセント:#5D4E37(チョコレート)
クリニック・医療機関におすすめの配色
医療機関に求められるのは清潔感安心感信頼性です。
おすすめカラー
- 青系:信頼感、清潔感、冷静さ。内科、歯科、総合病院に
- 緑系:安心感、自然、リラックス。心療内科、リハビリに
- ピンク・パステル:優しさ、親しみやすさ。小児科、産婦人科に
- 白をベースに:清潔感、衛生的なイメージ
配色例:小児科クリニック
メインカラー:#42A5F5(明るいブルー)
サブカラー:#FFF9C4(パステルイエロー)
アクセント:#81C784(パステルグリーン)
企業・コーポレートサイトにおすすめの配色
企業サイトは信頼性専門性誠実さを伝えることが重要です。
おすすめカラー
- ネイビー(濃紺):信頼、誠実、知性。金融、法律、ITに
- グレー:落ち着き、プロフェッショナル。製造業、建設に
- 緑:成長、環境、健康。環境系、食品、農業に
- 赤:情熱、エネルギー。スポーツ、エンタメに
配色例:IT企業
メインカラー:#1E3A5F(ネイビー)
サブカラー:#F8FAFC(ライトグレー)
アクセント:#C9A227(ゴールド)
既存のロゴカラーがある場合:ロゴの色をメインカラーとして活用し、統一感を出しましょう。
配色を決める際のポイント
1. 色は3色に絞る
使う色が多すぎると、ごちゃごちゃした印象に。メインカラー1色、サブカラー1色、アクセントカラー1色の3色構成がおすすめです。
2. 比率を意識する
おすすめの比率は70:25:5。
- ベースカラー(白・背景色):70%
- メインカラー:25%
- アクセントカラー:5%
3. コントラストを確保する
背景色と文字色のコントラストが低いと、読みにくくなります。特に高齢者をターゲットにする場合は注意。
4. 競合と差別化する
同じ業種の競合サイトと似た配色にならないよう、事前にリサーチしましょう。
まとめ
配色は、ホームページの印象を大きく左右する重要な要素です。
配色選びのポイントまとめ
- 色の心理効果を理解する
- 業種・ターゲットに合った色を選ぶ
- 使う色は3色程度に絞る
- 70:25:5の比率を意識する
- 競合との差別化を忘れずに
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